インセクトランド (第1話〜第6話)
第1話「ホタルのアダムとほしぞらパーティー」
インセクトランド 1話、初回はヒメボタルのアダム回ということで、彼のコンプレックスだったルシフェリン反応が夜闇と森の民を照らす美しい回だった。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
彼の発光は本人の意思とは無関係に起こるようだけど、現実のホタルも自分の意思で光をコントロールできるのかな。
雲によって星空を見るパーティの開催が危ぶまれたものの、国の民が彼のことを知るきっかけにもなったし、アダム自身も自分の個性・生態を受け入れられたようでよかった。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
恥ずかしがり屋な彼を温かく受け入れるインセクトランド民の優しさも初回から目立っていたし、今後の掘り下げが楽しみだな。
登場人物の名前が旧約聖書由来なのが気になるところだけど、インセクトランドか一つの国であることを強調するように偉大な名を与えたのか。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
森の雰囲気もしまじろうのドキドキ森みたいな雰囲気で楽しかったし、1話から登場した個性的なキャラクター達も当番回でどんな生態を見せてくれるのか期待だ。
第2話「カブトムシのガブリエル、もりのヒーロー」
インセクトランド 2話、今回はヘラクレスオオカブトのガブリエル回ということで、卓越した怪力を持つ彼が森のために力を奮うノブレスオブリージュ精神溢れる回だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
粉骨砕身で国の民のために尽くす姿はまさにインセクトランドのヒーローだった。
強さの秘訣を聞かれて幼虫・蛹時代の過去を語り出した時は正直「いや寝てただけじゃねえか」と思ったものの、テオ(CV:七海ひろき)の住処を倒木から守る際の「小ちゃい頃、大っきな森に守ってもらった」と、自然に対する感謝や恩返しの念が彼の行動理念になっているというロジックが熱かったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
勝ち確モノローグを経てもなお持ち上がらない倒木も強敵だったけど、最後はアダムをはじめとしたインラン(インセクトランドの略)の民総出でガブリエルを支える展開がこれまた熱かった。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
皆の助けもあって無事倒木の除去にも成功したことだし、時には民がヒーローを助けたりと良い共生関係だったな。
第3話「テントウムシのミア、おそらにタッチ!」
インセクトランド 3話「テントウムシのミア、おそらにタッチ!」、今回はナナホシテントウのミア(CV:久野美咲)回ということで、太陽神の化身とも言われるてんとう虫の彼女が太陽を目指す、ミラキュラスもビックリな太陽信仰回だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
過去一番に昆虫の生態とキャラの個性が結びついた回でもあった。 pic.twitter.com/DUPH6DuOZL
最後の昆虫クイズのコーナーで「てんとう虫が太陽に向かうのは本能(正の走光性)だから」と説明した上で、アニメ本編ではミアが空を目指す理由を「毎日表情を変える空は太陽のように温かいのか、雨のように冷たいのか」という好奇心を基に動機づけする話作りが面白かったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
最終的にお空にタッチするという目標は叶わなかったものの、インセクトランドで一番高い「てっぺんの木」を登り、雲の上から普段とは違う空の表情を拝めたようで何よりだ。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
ナナホシテントウの平均飛行高度は150〜500メートル程のようだけど、ミアの名前がイカロスじゃなくて本当によかった。
彼女が空を目指すもう一つの理由も「自分の好きな空の魅力をみんなに教えてあげたいから」と明かされたし、先のガブリエル回に続いてインセクトランド国民の他虫思いな一面が垣間見えるエピソードだったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
自身の可能性を信じる真っ直ぐなキャラクターも天道虫に相応しい、燦々とした当番回だった。
それにしても彼女のミアと言う名前。てんとう虫は英語でレディバグ(Ladybug)=淑女の虫と言うけれど、このlady は聖母マリアを指しているとか。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
更にマリア信仰のあるカトリック圏ではMariaを略してMia(ミア)の愛称で呼んだりと、キャラ名が旧約聖書由来な理由も見えてきたか。
聖母マリアといえば1917年10月13日の「太陽の奇跡(ファティマの奇跡)」で太陽との関係性も見出せる。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
本件の予言「太陽の踊り」もテントウムシの交尾の様子がダンスのように見えるという部分に繋がりそうだし、「太陽」「てんとう虫」「聖母マリア」とキーワードの結び付きもそれっぽいか。
陰謀論めいた考察になってしまったけど、こうして考えると太陽を目指し続けるてんとう虫が古代から崇拝の対象だった理由にも納得できるし、様々な面から昆虫に対する関心を深めることのできる良いエピソードだった。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
昆虫の生態だけでなく人間と昆虫の歴史についても学ぶ機会が得られる良いアニメだ。 pic.twitter.com/57cPiMYUI9
第4話「ハチのテオとイッツショータイム♪」
インセクトランド 4話、今回はマメコバチのテオ(CV:七海ひろき)回ということで、彼のキャスティング理由にも納得のいくミュージカル調な自己紹介が楽しい回だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
蜂と受粉をテーマにしたエピソードも、『しまじろうのわお!』4月16日放送回を彷彿とさせるシンパシーだった。
初めは彼の独特なノリが苦手だと言っていたアダムも、彼の仕事を手伝う中でテオだけでなく植物とインラン国民の共生関係について理解を深められたようでよかった。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
テオも花と花をくっ付けるマメコバチの生態に加え、国の運送屋として人と人(虫と虫)をもくっ付けるというキャラ付けも上手かったな。
ミュージカル全開なテオのショーも彼を演じる七海ひろきさんのプリンスっぷりがよく表れていたし、自然や国民のために飛び回る姿もINSECT LANDの貴公子に相応しい働き者だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
第5話「クワガタのラファエル、あばれんぼうのひみつ」
#インセクトランド 5話、今回はオオクワガタのラファエル回ということで、堅牢な甲殻の裏に隠れた臆病な一面に寄り添うインラン国民の姿が温かい回だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
ミア達の種探しを邪魔した時は何事かと思ったけど、病に伏すアダムのために種をたくさん集めようという彼なりの優しさがあったとは。 pic.twitter.com/UfU5rcN3h1
元来の内気な性格に加えてガブリエルの強い問い詰めに臆して逃げ出してしまうラファエルだったけど、シャルロットやミアが「普段の彼はそんなことしない」と制止して真意を知ろうとする信頼感も美しかったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
ガブも彼女達の意見を聞いて優しく寄り添う姿勢を見せたし、相変わらずのヒーローだった。
最終的にガブリエルもアダムの病況報告やそこから来た自身の焦りについて謝罪できたし、笑顔で許してくれるインラン国民も優しい世界だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
皆の協力もあってアダムも元気になったようだし、最後は森への感謝を込めて植樹活動と昆虫達の育みが大地に還元される壮大な大自然エンドだった。
ラファエルも自慢の大顎を活かし穴掘りで活躍できたことだし、弱い部分を補い合い、強みとなる部分は他者のために振るう共生の在り方も昆虫をテーマにした本作ならではだったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
今思えば冒頭のミア達に対する攻撃も、仲間や縄張りを守るため立ち向かうオオクワガタの闘争心描写だったかもしれない。 pic.twitter.com/oa2C2ZBKSt
第6話「チョウのエデン、えがおのまほうつかい」
インセクトランド 6話、今回はモンシロチョウのエデン(CV:高橋李依)回ということで、彼女の「ひらひらひらりん」な魔法でインランの皆がランウェイで笑ってエンドとなる雅なファッション回だったな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
何気に冒頭のお茶会でも高度なお菓子作りスキルが発揮されていたし、オシャレの化身のような娘だ。
ファッションショーの開催を提案する彼女もインランの皆にファッションアドバイスを授ける優しさを見せてくれたし、ハキリアリのマキシームに葉をあしらった衣装を提案するセンスも冴えていたな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
肝心のショーも木製のランウェイを花々で彩った美しいステージだったし、これもエデン作なのだろうか。
ランウェイで転んで衣装を痛めてしまうマキシームに対し鱗粉でプリティーリメイクを施す姿は、もはや魔法使いの域に達していたな。
— ぐえりざ (@carmine0702) 2022年5月14日
衣装の模様も初めはスペード♤模様かと思ったけど、よく見たら葉っぱ模様だったか。
インセクトランドに理想郷を創り出す彼女はまさに「エデン」の化身だった。
インセクトランド、生物学的な生態としての昆虫の共存・共生だけでなく、物言わぬ彼らに多彩なセリフや表情を与えることで人間に近い感情から来る協力を描く良いアニメだ。
アニメという媒体だからこそできる昆虫同士のやりとりも、彼らの生態に深く結びついた話作りになっているのも面白い。